【岐阜・可児】相続・家族信託のお悩みは相続・家族信託専門司法書士へ｜みやがわ司法書士事務所

みやがわ司法書士事務所の特徴

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最後に、私の想いを少しだけ伝えさせてください。

私は、後悔しない認知症対策・親なきあと対策をするには、正しい知識をもっていただくことが最も大切だと考えています。

私には、障がいのあるいとこがいます。障がいのある子のことを叔母の家族で抱え込んでいる様子を見て、法律家としてできることはないかと模索していた中、家族信託に出会いました。

私自身、出産を経て子を持つ親の立場になったことで初めて、叔母家族が抱える不安や悩みの大きさを実感しました。
「親になった今の自分にできることは何か」、「司法書士としてもっと社会貢献ができることはないだろうか」と感じ、障がいのある子を持つご家族を支援する専門家になりたいと独立しました。

しかし、叔母の家族のためと思い、家族信託を学んでいた矢先に、叔母が亡くなってしまいました。
叔母は、当時５４歳。それは、叔母が病気であることの連絡を受けてから１週間以内のことでした。私は、親族として、何より司法書士として、叔母の家族をサポートできる立場にあるにもかかわらず、何もできなかったことを深く後悔しました。今まで、問題を先延ばしにすることのリスクを何人もの方にお伝えしてきたのに、専門家である私自身も「まだ若いから大丈夫」と安易に考えてしまっていたのです。
叔母が自分の家族が抱える問題点を知っていたら、自分が病気であることの宣告を受けた時に何か行動を起こしていたかもしれません。
しかし、叔母にはその知識がなかったため、対策を取る機会さえ与えることができませんでした。

私はこの出来事をきっかけに、「制度を理解したうえで、家族信託をしないという選択をしたかもしれない。
しかし、検討したうえでやらないのと、何も考えずにやらないのは全く違う」ということに気付きました。
家族信託は、親なきあと対策や認知症対策のうちの１つの手法です。家族信託だけで、全ての不安や問題点が解決できるわけではありません。

しかし、大切なのは家族全員が問題に向き合うこと、どんな解決策があるのか、そのメリット・デメリットは何か、を正しく理解することです。
信託などの対策をもっと多くの方に知っていただき、叔母家族のように必要な情報にアクセスできず、何もできないまま相続を迎えてしまう家族を減らす、私はそんなお手伝いをしていきます。